長持ち
いつもレッスンの後に、
使った乗馬道具をお手入れされている会員さん。
ジョッパーブーツも、チャップスも、いつもぴかぴかなので、
新しいのかなと思いきや、
「 わたし、物持ちイイねん 」
と、会員さんに見せて頂いたチャップスは、
なんと10年前からお使いのもの。
お手入れをきちんとされれば、
革ってキレイに保つんだなあと改めて思いました。
僕は、
乗馬を始めるまでは、
前の仕事でも正直なところ、
ちゃんと革靴の手入れをしたことがありませんでした。
靴墨を足すくらいで、
あとは履きつぶれそうになったら新しいものを買うといった感じでした。
乗馬を始めてから、
お手入れの仕方を先輩から教わり、
だんだんと磨くうちに楽しさが出てきて、
「 お手入れ 」 をするという事が、楽しみになってきました。
磨かれた革の道具は、
泥などがついても軽く拭き取るだけでキレイになります。
物を大事にするって面白いですね。
手を入れたモノがキレイになったのを眺めると、
嬉しく感じます。
小さい時は、大人の人が靴を磨いていることに何も思いませんでしたが、
今なら、そこに小さな歓びが含まれているとわかりました。
がんばってくれた道具に、
ありがとうの気持ちを込めて、
キレイに戻す。
みなさんも、
木漏れ日や、日陰の中で
乗馬のあとのささやかな歓びをお楽しみください。