一陽来復
比較的暖かい日が多かった、今年の冬。
「冬」と呼んでいいのかわからない冬も
ようやく終わり、ハーモニーファーム京都にも
本格的に「春」がやってきました。
暗闇の中、白い息を吐きながらの作業。
凍えるような冬の朝も終わりです。
「春の朝」ってなんだか良いですよね。
爽やかで少し暖かい…
冬の凍てつくような空気とは違い、
少しだけひんやりした空気が
厩舎作業するには丁度良いです。
「春はあけぼの。
やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、
紫だちたる雲のほそくたなびきたる。」
有名なこの文章
清少納言の「枕草子」の冒頭です。
これを習った当時は、正直
教科書に出てくる有名な作品。
くらいにしか思いませんでしたが、
自然と共に仕事をする、今のような
環境にいると、「共感」と言うよりは
「あぁこういうことなんかなぁ…」と思えたり。
そんな「春の朝」
HFKではいつもの朝が始まります。
日が昇り、明るくなった頃…
いつものようにゆるい口元をしていた
ニコラスの視線の先には、
調馬索運動へ向かう
コスタのうしろ姿。
奥の馬場での運動が終わり、
丸馬場に入ったコスタ。
よく見ると
調馬索(ヒモ)無しで
自らくるくると丸馬場を周回しています。
これにはニコラスの
ゆるい口元もキュッと!!!
その後も、
洗い場へ向かう道のり
ごく自然について行きます。
まるで飼い主について行く犬の様…
普段はプリプリしているコスタにも
なんだかかわいい一面があるって
みなさん知っていましたか?
洗い場に戻ったコスタ
その隣には次に運動のファレル
その隣には同じく
今から運動のムーンウォーカーが。
朝の運動の時間
次から次へと馬が出てきて、
そして戻っていきます。
1日の中でも特に
ぎゅっと凝縮されたような濃い時間。
コスタが戻ってきたと思えば
すぐに今度はファレルが、調馬索運動へ。
「お仕事したくないなぁ~」なんて
思っているのかどうかわかりませんが
そんな雰囲気を全身で表現しているのが
うしろ姿だけでも伝わります。笑
ファレルが行った後は
ウォーカーが丸馬場で調馬索運動に。
何やら視線を感じますが…
撮影されているのが気になるのでしょうか?
寒さも和らぎ、
馬たちも動きやすそうに見えます。
もうすぐ
1つ目のレッスンが始まる時間。
こうしてHFKの朝は、
いつも通りに過ぎていくのでした。
季節はいつものように巡ります。
時間も平等に過ぎていきます。
世界中どこも大変な状況ではありますが、
少しでも気持ちを前向きに持って
過ぎていく時間を無駄にしないように、
今自分に出来ることをやっていけたらいいなと思います。
みなさんのそういった気持ちに、
HFKが力になれるのであれば
ぜひお手伝いさせて頂きます!
昨日は「シロの日」でしたね。
HFKの自称アイドル・ナターシャ
誕生日おめでとう♪