馬の脚
今回は脚に関するお話です。
・・・と言っても、人間の馬に対する足の扶助、
脚(きゃく)についてではありません。
馬の
脚(あし)そのものについて、です。
馬の脚はとても面白い構造をしています。
まず特徴的なのは、その爪。
大きな蹄(ひづめ)が一つ。
実はこれ、中指なんです。
人間で言うと、中指つま先立ち。
先月ご紹介した夜目は、
親指が退化した跡だと言われています。
そんな中指つま先立ちに進化した結果
この部分は、人間で言うと、手首!
そして、もう少し上のこの部分は
人間で言うと、ひじに当たります。
馬の脚は速く走るために、手首周辺が
細く長く進化していったのでしょう。
そんな馬の脚に思いをはせながら
乗ってみるのも良いかもしれませんね。
「はい、速脚(はやあし)進め~」
・・・この場合、「速歩」が正しい表記。
日本語って難しいですね。