場長のひとり言4

場長です。

う~んとですね、

前回の続きをお話ししたいと思います。

基本的に馬房(馬のお部屋)で使用する敷料は、

使用後、馬糞とまぜまぜしまして堆肥にし、

土にまぜて使用します。

馬糞堆肥は肥料としての要素よりも土壌改良剤

としての役割が大きいです。

上手く使用すると数年で非常に良い土が出来上がります。

ほとんどすべての土に対して良い効果が期待出来ます。

前回、ハーモニーファーム京都では、純国産の木から

削り出したおが屑を使用していることをお話ししました。

ではなぜそこにこだわるのか・・・

まず一番は馬の蹄(ひずめ)に良いからです。

ハーモニーファーム京都で使用しているおが屑はクラブを

立ち上げた時からお世話になっている工場から頂いていますが、

その工場は日本の山林に出向き、直接仕入れを行っています。

つまり原料の出所がはっきりしています。

なので、不純物は確実に混じっていない超天然素材です。

蹄に良いに決まってますね。

二番目に先ほどお話しした堆肥にした時の環境に対する効果です。

堆肥は土に混ぜて使用しますが、堆肥の原料であるおが屑が

国産であると、日本の土に非常に良くなじみます。

もともとの木自体が日本の土から出来ているからです。

そして当然、育つ作物は土からすべてを吸収しています。

そして最終的にその作物は人間の体に入ります。

ここまでお話しすれば、すべてご理解頂けると思います。

何故、ハーモニーファーム京都ではおが屑にここまでこだわるのか。

ハーモニーファーム京都で作った堆肥はほとんどすべてが

生産農家さんに使って頂いています。

もしかしたらその生産物がみなさんの口に入っているかもしれません。

また、土は一度壊れてしまうともう二度ともとにはもどりません。

堆肥を作るとはそういうことだと思っています。

絶対に地球にも土にも人にも安全なものでなければいけないと思っています。

堆肥にそこまでこだわっても誰も気が付いてくれませんが、

これが小さいかもですが、地球を守ることになっているのかなと

思いながら、堆肥作りを頑張ってます。

もちろん馬たちも協力してくれてます。

SDGsとまではいかないかもですが、自分なりに出来ること

で貢献出来たらいいなと思ってます。

またまた長文、失礼しました。ありがとうございました。

 

 

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