バボソー
なんだか強そうなタイトルですが、
『馬房掃除』 のことです。
朝イチの仕事のひとつに、 この 「バボソー」 があるのです。
朝ご飯を食べているお馬さん達がいる馬房にゴソゴソと入っていき、
「掃除の時間やでー」 と言いながら、
チップフォークを駆使して、
ボロと、おしっこでぬれた敷き粉を取り、一輪車に載せて、
一杯になればボロ山に捨てに行きます。
馬房がキレイになるまでそれを繰り返します。
暴れそうな子や、ウロウロする子は、蹄洗場に出され、
それ以外の子は馬房に居ながら掃除を進めていきます。
ダンケは意外と協力的で、
「ダンケ、のいてー」 と言いながら押すと、ちゃんとよけてくれ、
首をポンポンとたたくと、そこで止まってくれます。
バルトはもっと協力的で、
掃除の邪魔にならないように自分で判断し、よけて掃除スペースを常に作ってくれます。
「おー。 かしこいのー。 バルト♪」
と言っている横の馬房のララミーは中をくるくる回り、
黒田さんの 「うわー ララ!!」 という声が毎朝のように聞こえてきます。
ヴェガはとなりのラミサカをのぞきこんでケンカになりそうになり、
坂上さんに 「ペガー、ペガ!」 と注意されては自分の馬房に引っ込んでいくを繰り返しています。
レックスもウロウロします。
ナターシャは掃除をする人にピタッとくっつきます。
自分が掃除をしている時は 「ナターシャ、 じゃま!」 と喜びつつ冷たくあしらっていましたが、
他人がピタッとくっつかれている姿を見るのは、一見の価値ありです。
今では坂上さんがいつもピタッとされています。
その光景は 「日本珍100景」 を思わせるオモシロシーンです。
以上、
会員さんのいない朝のバボソー模様でしたー