凍りついた
のは、冬の大地ではなく、
この子です。
あご、外れとるがな
と、視線の先には、
ドアの開いた馬運車。
自分が載せられてどこかへ連れて行かれるのではないかと思ったのか、
必死に前掻きしながら、
「 ぶひぶひぶひぶひ!!! 」
と、騒ぐララミー。
「 ララミー、だれもおまえで試合には出えへんよ 」
とそこに居た全員が心の中で思う中、
「 ぶひぶひぶひぶひぶひ!!!!!! 」
と、
いつ載せられるかと、
焦るララミー。
「 いや、だからおまえで試合には行かへんて。 」
とやっぱりだれもが思う空気の中、
焦るララミー。
( ※ちなみに馬運車の扉を開けて掃除していただけなんですけどね。 )
笑いが起こる蹄洗場。
更に凍りつくララミー。
気がつけば、
なぜか隣にいたあんずも、
ララミーに便乗して焦りだし
「 ぶひぶひぶひ!!! 」
と、イナナキ始めました。
「 オイオイオイ・・・ 」
全く試合に連れて行かれることのない二頭が
一番、騒いでいる冬の午後。
蹄洗場は勘違いした二頭によって、
会員さんとスタッフの笑い声に包まれました。
ララミーで馬場馬術。
ララミーで障害飛越。
ぼくは、
どちらもイヤです。
これからも、
馬運車の扉が開く時、
きっと、
ララミーは
「 こんどこそ載せられる 」 と焦ることでしょう。
そんな時は、遠目に見ながら、
笑ってあげてください。
以上、
ララミーと馬運車のワンシーンでしたー
明日は馬休日ですが、
みなさまも良い一日をお過ごしくださいませ ♪