新年明けましておめでとうございます。
昨年は世界的に厳しい情勢となりました。
今年も先行きは不透明な砂漠のようですが、
皆様のオアシスとなるよう努めてまいります。
こちらは会員様がお作りになった門松。
新年を飾るにふさわしい立派な逸品を、ありがとうございます。
・・・失礼しました。こちらは同時刻、西の空に沈む月。
改めてどうぞ。
初日の出は特別なもの。神々しさがあります。
一日遡って、2020年の大晦日のこと。
かつてパクパクにお乗りになった会員K様。
それから5年半、ご主人もパクパクに
お乗りになる日がやって来ました。
今日はワンパクさも出すことなく、大人しかったパクパク。
言う事をよく聞いており、ご満足頂けたようで何よりです。
密着取材(笑)にご協力頂いたK様、ありがとうございました!
この秋、競馬界では偉大な記録が次々に誕生しました。
アーモンドアイの史上初、芝のGI8勝目。
デアリングタクトとコントレイルの無敗での牝馬三冠・牡馬三冠。
3頭が激突するジャパンカップが楽しみですね。
三冠、3頭、・・・3!
というわけで今回は、ハーモニーファーム京都での
3頭トリオを見てみましょう。
まずはおなじみ白い3頭、アムロとパクパクにナターシャ。
夏毛もすっかり抜け、これからは冬毛が生えそろえば
ぬいぐるみのように可愛らしくなります。
そして、牝馬三冠・・・ではなく牝馬三頭。
おたべ、ナターシャ、あんずの3頭は馬房も隣同士。
女の子らしく、キュート! という言葉がピッタリ!
景色は一変致しまして、こちらは厩舎の西側の大きな木であります。
朝日に照らされて輝くその姿は、神々しさを感じさせます。
え? 木と3が何の関係があるのかって?
木は英語でtree。3はthree。
ほら、英語を習いたての時、
区別が付きにくい単語の筆頭だったということで。
秋晴れの今日、お昼の時間に
お二人の曳き馬のお客様がありました。
まずはジュニア会員様の弟様。
赤のシャツと赤のゼッケン。
お揃いのカラー。
今回は久しぶりでしたが、
過去に何度も乗られていて慣れたもの。
颯爽と跨ります。
騎乗姿勢も堂々としたもの。
ナターシャとのコンビもバッチリ。
楽しんで頂けたようで、何よりです。
続いては、サンタコスチュームが似合う可愛らしい女の子。
会員様の姪っ子様です。
うまく乗れるかな?
・・・の心配は無用。
初めてお乗りになったとは思えないほど
堂々としたご騎乗っぷり。
会員様と「将来有望ですね」
ポーズも可愛らしく決めて頂きました。
終わった後は、おやつタイム。
グイグイ来るナターシャに
最初はちょっぴり戸惑っておられましたが、
最後ははい、どうぞ~。
《前回のあらすじ》
馬は各自、健康手帳を持っており、
そこには様々な情報が。
特徴の欄には白い部分が記載。
そしてつむじの場所も・・・。
まずは珠目(しゅもく)。
これは額にあるつむじのことです。
目の上端から下端の範囲内にあれば珠目正。
上端より上なら珠目上、下端より下なら珠目下になります。
マグナスの場合・・・
この位置なので、「珠目正」となるわけです。
次に波分(なみわけ)。
こちらは頸(くび)にあるつむじ。
頸の下側のライン(溝より下)で、
頸を頭側から胸前側まで三等分した
下側三分の二の範囲内にあるものです。
・・・と書いてもサッパリ分からないので、実際に見てみましょう。
マグナスは二つあるので「波分二」となります。
ちなみに健康手帳では図で示されており、
×印が、つむじのある場所です。
他にもつむじの名称はたくさんありますが、
ハーモニーファーム京都の馬たちに見られるものを。
吭搦(ふえがらみ):波分よりも頭寄り→ニコラス・あんず
髪中(かみなか):たてがみの生え際から3cm以内→ジョン・金太郎・コスタ
初地(しょち):前うでから球節まで→B&B・コスタ
沙流上(さるのぼり):後肢の飛節から球節まで→ナターシャ・コスタ
浪門(ろうもん):胸前の中心線上の幅3cm以内→コスタ
コスタが多いですが、そういう体質なんでしょうかね?
今回は、馬体の謎に迫っていきましょう。
馬はそれぞれ「健康手帳」というものを持っています。
その中には「特徴」という欄があり、
個体識別のための重要な情報・・・
一見すると呪文のような文字が書かれています。
そこで問題。
↓はどの馬の特徴でしょうか?
毛色と生年月日は隠してみましたが、皆さん分かりましたか?
正解は・・・マグナスでした。
最初の「大流星鼻梁鼻大白上下唇大白」は、
顔の白い部分を表しています。
マグナスは白い部分の面積が大きく、
文字にすると長~~くなります。
唇は上下とも白いですね。
「四長白」は、肢の白い部分。
マグナスは四肢すべて白く、しかも長いのが特徴。
いわゆるソックスを履いているように見えます。
刺毛は白い毛で、白斑までにはまとまっていないもの。
「肋」が分かりやすいでしょうか。
お腹が白いのもちゃんと記載されています。
左後肢のすねも白斑になるんですね。
最後に残った「珠目正」と「波分二」。
実は、これらはつむじがある場所を示しているのですが・・・。
ここで再び問題。
ズバリ、どこのことでしょう?
正解は・・・ぜひマグナスに触れて探してみて下さい。
後日発表しますよ♪
「まだまだ暑いですねぇ」
会員様とそんな会話をしていたのが10月上旬。
それから2週間。
朝の気温は10度を下回るようになり、
馬たちも薄馬衣を着・・・
ツンツン
いや、だから早くも薄馬・・・
ツンツン
振り返るとそこには
ナターシャが。
「美人の私を撮らないとは、どういうこと?」
と聞かれた気がしたので、ナターシャも入れてあげました。
満足そうな表情です。
外に出てみると、寒暖差が大きいせいか、
霧が発生していました。
早朝に見られる幻想的な光景です。
同じ日の昼の蹄洗場。
蹄洗場や厩舎で馬たちにあげるのも、
水からお湯になりました。
カルロス、良い飲みっぷり。
この季節、馬たちは冬支度。
夏毛から冬毛に変わっていきます。
冬毛の抜ける量ほどではありませんが、なかなかの量。
パクパク、スッキリしました。
いや、ホントに夏よりツルンとしています。
参考までに、左が夏、右が秋のパクパク。
フサフサとツルツル。
皆様はどちらがお好みですか?
かつて、赤・青・緑と色の特集をしました。
久々に復活!
今回は・・・オレンジです。
オレンジ色と言えばニンジン。
こちらはナターシャの馬房。
会員様が置いて下さっていました。
馬たちはその色を楽しむ・・・
はずもなく、「早くちょうだい~」と必死です。
ナターシャ、凄い顔になってますよ。
車両にもこの色は見られます。
方向指示器はこの色でないといけないそうです。
オレンジ色に包まれた重機も。
様々な場面で大活躍しています。
厩舎作業用具にもオレンジが。
こちらは元々雪かき用ですが、
オガ用として使っています。
これは通称ボロ箕(み)。
本来は農作業用。
脱穀の際に使われるようです。
そして・・・
馬房掃除用のチップフォーク。
人気の色なのか、長い間入荷待ちでした。