今年の梅雨は、天気が極端ですね。
快晴で猛暑かと思えば、一転して豪雨。
この日は昼過ぎから大雨になりました。
さすがに蹄洗場も寂しく・・・と思いきや。
馬場は会員様で賑わっていました。
小さい中間種から、大きなムーンちゃんまで。
あいにくの天候の中お越し頂き、スタッフ一同、
感謝感激雨嵐・・・じゃなかった、雨霰です。
雨の中頑張ったカルロス君。
水も滴る良い男になっておりました。
「なかなか止んでくれないね~」
厩舎では、お手入れが終わったムーンちゃん。
会員様にオヤツのチュウを。
「かなり上達しましたよ♪」
うわ、ちょっと見ない間に、
物凄く上手になってるじゃないですか!
雨の日も悪くないな、と思った一日でした。
昨日もブログに登場したアムロ。
この日の朝は、馬房掃除のため、
蹄洗場に繋がれていました。
とても大人しく待っています・・・って
すぐ隣に繋がれている、大きな馬はラミサカ!
こちらも先日ブログに登場したばかりです。
人に対しては時には厳しくもある先生ですが、
馬に対しては優しいようですよ。
ララミーと並んで小さいサイズのアムロと、
大きめサイズのラミサカ。
並ぶと大きさの違いがよく分かります。
ところで、この2頭は、馬房はご近所さん。
時々、会話が交わされているようですよ。
「アムロ君、最近ますます好調じゃないか」
「ラミ爺こそ、レッスン頑張っておられますね」
「君に爺さん呼ばわりされる筋合いは無いぞ」
「でも倍近く年齢は離れてますよね」
「あくまで倍近く、だ。それに私も平成生まれだ」
「そんなこと言ってる時点で、昭和の香りが漂ってますよ」
「だからジジイ扱いするな! そんなにもうろくしとらん!」
・・・と、想像するだけでも楽しめます(笑)。
普段は、あんずにお乗りになることが多い会員様。
この日もあんずにお乗りになった後、
元気に2鞍目。馬は・・・アムロでした。
「あんず」と「アムロ」、ご騎乗の2頭は「あ」つながりです。
「わ~、初めて。どんな乗り心地か楽しみ~
随分小さいですね。ララミーのような感じですかね?」
上手く動かしているように見えましたが、
いかがでしたでしょうか?
「いや~、衝撃的でした」
「ララミーのようでしたか?」
「いや、全然違いました。面白い動きをしますね」
その後、馬房まで帰して頂きました。
「でも楽しかったですよ。また乗りたいです」
皆様も、2鞍お乗りの際は、共通点を探してみてください。
意外なつながりが見つかるかもしれませんよ。
ただし、「ハーモニーファーム京都の馬つながり」はナシで(笑)。
「馬と会話するのって難しいですね」
ご騎乗中に馬の様子を見ることはとても大切。
上手く会話できれば、人馬一体の時間を
味わうことができるでしょう。
馬は喋らないだけに、何を考えているか分かりにくいもの。
しかし、分かりやすい瞬間もあります。
それが、ご飯に関するとき。
「マグナス、お部屋を掃除するから蹄洗場に行こか」
「ちょ、ちょっと待って、残ってるの舐め取るから」
「いや、あんたさっきまで寝てたやん」
「も、もうすぐ終わるから~」
一方、南側の厩舎では・・・
「しまった、乾草を振りすぎて外に飛んじゃった。
脚を突っ張って、首を伸ばせば届くでしょ」
「何してるの、パクパク」
「いや、そんなつもりじゃないんですよ」
「何のこと?」
「決して、地面に落としてしまったのを、
浅ましく食べようとしたわけじゃ・・・」
「誰も責めてないでしょ、入れてあげるから」
なぜかこの時、馬たちは何事もなかったかのように
澄ました表情をしますが、バレバレですよ(笑)。
放牧は、馬たちの楽しみの一つ。
寝転がった後は、思いのままに走り回って、
リフレッシュするのがお決まりの光景です。
ところが、そうでない馬がいました。
それが、コチラ↓
ラミサカです。
砂浴びした後、その場から一歩も動きません。
あまりに動かないので、
色々な角度から撮影してみました。
・・・その間も微動だにしません。
会員様が外からオヤツで呼んでも
なぜか全く動かないラミサカ。
「『持って来い』って言ってるんですかね?」
スタッフが帰すために引っ張って、
ようやくニンジンをパクパク食べていました。
「やっぱり食べたかったんじゃな~い♪」
大好きな丸洗いの時は、いつものように
ジッとしていて、あまり動かないラミサカ。
「今日のは放牧と呼んでよかったんですかね?」
まるで『休憩』のような、昼下がりの光景でした。
突然ですが、問題です。
朝放牧してもらい、両面に泥をこすりつけ、
全身灰色になってしまった私は誰でしょう?
またまたドルチェだと思った貴方、残念!
正解は、砂浴び大好き、マグナスでした。
顔に至るまで泥浴びをして、満足そう。
「いや~、とても気持ち良いね~」
そんなマグナス君、馬房では体の柔らかさを発揮、
その瞬間を激写することに成功しました。
ちなみに、もっと柔らかい中間種は、
後ろ脚で耳を掻くことができたりもします。
そして馬場では、大人しい優等生!
・・・はアムロですが、マグナスも真面目です。
何しろ、会員様と一緒にスタッフの話を聞いています。
「へ~、ふんふん、なるほど~。
馬を動かすのって、なかなか難しいんだね~」
以前、ムーンに初騎乗された会員様。
この日は丸馬場ではなく、広い馬場でご騎乗。
「いや~、色々教えてくれる、良い馬ですね」
同じ日、こちらの方はムーンデビュー。
ひと目、「やっぱりでっかいなぁ」
「私が乗って、大丈夫かなぁ」
体は大きくても気は優しいムーンちゃん。
「モッサリしてるかと思ったら、
案外動いてくれて、嬉しかったです」
青鹿毛の真っ黒な馬体に、所々混じる白い刺毛。
野太い声から、男の子と間違えられますが、
とても可憐な女の子なんです。
「最初ちょっと怖かったけど、段々可愛くなってきたわ~」
こうして、ムーンの輪は着実に広がって行くのでした。