雨の景色
雨、
雨…
雨…。
梅雨入り早々、
よくもまぁ
こんなに降るなぁと。
呆れるくらいに降り続く雨に
「もう、ええんちゃう?」
灰色の空を見上げ、
思わず独り言…。
ただの雨ならまだしも湿度が高く
そこらじゅうがベタベタ。
おまけに息苦しいときたらもう、
「とりあえず早く梅雨明けてくれ…」
と思うと同時に
「梅雨明けたら夏来るやん…」
と言う考えも。
そう思うと、
どっちも嫌やし秋まですっとばしてほしいなぁ
なんてワガママを言いたくなります。
雨が降っていようと、
いつも通りに進むHFK。
朝まで降り続いた雨により
丸馬場は半分湖に。
この日は、休み明けの調整
こんな馬場の日は
「戻ってきたらきっと泥んこだねぇ」
なんて思いながらパクパクを見送ります。
ふと、周りに目を向ければ
雨ならではの景色がたくさん広がっています。
水たまりに、小船のように浮かぶ葉っぱ
雨の雫がついた草木は、
いつもよりキレイに見えたり…
普段意識していない部分に
改めて目を向けてみると、
雨もまぁそんな悪くないかなぁと思えたり…。
運動されるパク
戻ってきたパクパクは汗だくで…
「ぼくがんばったぁ~」
と、カメラに向けて伝えてくれるのでした。
さて、
そろそろお昼時ということで
厩舎へまわってみると…
凛々しいおたべちゃんが。
横のナターシャも
その横のあんずも
真剣なカオをしています。
そして、こちらに気付くなり
「ごはんくれーーー」
と一斉にアピール
カルロスも期待の眼差しを
向けてくれていますが…
残念…
もう少ししたらもらえるよ。
歩けば、
ブヒブヒと騒がしい厩舎
ごはんくれアピールを
潜り抜け進みます。
ごはん待ちの馬たちの表情は
真剣そのもの。
期待に満ちた目だったり、
馬それぞれのいろんな表情を
見るのはとてもおもしろいです。
その中で
一際存在感を放っているのが…
マグナス
マスクのせいで表情が
読み取りづらいのがかえって
その独特なオーラを際立たせている気がします。
外へ戻ってみると、
丸洗いされるパクパク
汗と泥を流してもらいスッキリ
そうこうしているうちに
調馬策運動をされていた
ニコラスが戻ってきました。
雨なんだか汗なんだか分かりませんが
水も滴るなんとやらに。
パクパク以上に
汗だくかつドロドロに
なっているニコラス
お腹も一面泥まみれ
馬具もドロドロでお手入れが大変です。
手入れのしがいがありそうなニコラスですが
この後乗り運動があるようで…
「ぼくのごはんはまだかなぁ」
なんて遠い目をしていますが
がんばれ。ニコラス。
そういえば
雨ならではの景色、
もう一つありました。
水たまりに反射する景色
「へぇー意外とキレイに写るんやなぁ」
と再発見。
雨の日ってどうしても
気持ちもどんよりしがちですが、
雨の日ならではのこんな景色たち。
改めて見ると結構ステキだと思いませんか?
というよりは、
こんな風に景色を楽しめる余裕を
持っていたいなぁと思うのでした。
みなさんも
どんよりしすぎないように
あと少し梅雨を乗り切りましょう!