場長のひとり言15
場長です。
う~んとですね、
今日は、特徴の続きをお話ししようと思います。
特徴は良くわからないし眠くなるからいいよ、って思ってる方も
そんなこと言わずにお付き合いください。
前回は白斑についてお話しました。
今回は旋毛についてお話します。
簡単にいうと「つむじ」です。
馬体にはあらゆるところにつむじがあってこれもそれぞれのお馬さん
によって違います。
なので個体識別に利用できるのですね。
馬体のつむじのある位置にそれぞれ名前が付けられていて
例えば、フェリス君の特徴に記載されている珠目上の
珠目(しゅもく)とは額の部分のつむじのことで上が付くと上のほうに
ありますよ、ということです。
髪中(かみなか)とは、たてがみの生え際にあるつむじのことです。
波分(なみわけ)とは、首の下のほうにあるつむじのことで、
長(ちょう)が付くと10センチ以上もあるつむじのことになります。
旋毛については位置によって基本で19種類あって、変則も入れると
もっとあります。
ハーモニーファーム京都の馬たちの写真ではなかなかわかりずらい
ですが、お馬さんを近くで見る機会があれば旋毛を探してみると
なかなかおもしろいかもしれません。
次に、フェリス君の特徴の最後に記載されている「左後一白」
ですが、これは察しの良い方はおわかりになると思います。
そうですお馬さんの肢に白(ハク)が入ってますよということです。
左後一白は左後ろ肢に白がありますよということです。
あし毛や白毛はちょっとわかりずらいですが、他の毛色で
肢に白が長く上のほうまで入っているとかなり綺麗に見えます。
人が白いソックスをはいているようにみえることから
例えば、「靴下を3本はいてる」みたいな表現をすることもあります。
以上がお馬さんの基本的な特徴の表現の方法になります。
難しくて眠い・・・、特徴はもういいや・・・
などの声が聞こえてくるのでこのへんで特徴については
お話をやめておきます。
が、特徴については実はまだまだ表現方法があるのです。
刺毛、烙印とか・・・
ハイ、もうやめておきます。
特徴について話をしすぎてフェリス君の紹介がおろそかに
なってしまったので、また日を改めてフェリス君の紹介の
続きができればと思っております。
今日も長文+難しいお話にお付き合い頂き、
ありがとうございました。
頭部白斑、旋毛、肢部白斑・・・
難しいかもしれませんが、お気に入りの
お馬さんの特徴を探してみるのもおもしろいかも・・・
探しているうちに新しい発見があるかもしれない
ですよ・・・